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イノベーション・オブ・ライフ クレイトン・M・クリステンセン

(どんな本?)
・ベストセラーとなった『イノベーションのジレンマ』が有名なハーバード・ビジネススクールのクレイトン・クリステンセン教授が著者。

・彼は毎年講義の最終日にどうすれば幸せで充実した人生を送れるかについて、学生たちと話し合う機会を持っていますが、本書は学生たちの希望により2010年の卒業生全員に対して行われた講義の内容をもとに、共著者とともに加筆、書籍化。

・優秀であるがゆえに失敗してしまう既存企業と同じで、才能にあふれた、達成動機の高い学生が、優秀であるがゆえに不幸な人生を歩んでしまう。本書はそんな人生のジレンマを乗り越える手助けをするために書かれたもの。
(引用)

・古いことわざに、こんなものがある。「自分の愛することを仕事に選びなさい。そうすればあなたは一生のうち、一日も働く必要がなくなる」。自分の仕事を心から愛せる人、有意義と思える仕事をしている人は、毎朝出社した瞬間から、はっきりと有利な立場にある。全力で仕事に打ち込み、ますます仕事をうまく行えるようになるのだ。

・反面、こうした条件を満たすキャリアがまだ見つかっていない人は、道を切り拓こうとする新興企業のように、創発的戦略をとる必要がある。別の言い方をすると、こういう状況にあるときは、人生で実験をせよということだ。

・アンディ・グローブの言葉を借りれば、「企業の戦略を理解するには、その企業がやると言っていることではなく、実際にやっていることに目を向けろ」ということになる。

・戦略は----企業戦略であれ人生の戦略であれ----時間や労力、お金をどのように費やすかという、日々の無数の決定をとおして生み出される。あなたは一瞬一瞬の時間の過ごし方や、労力とお金の費やし方に関わる一つひとつの決定をとおして、自分にとって本当に大切なのはこういうことだと、公に宣言しているのだ。

・矛盾しているようだが、家族との強力な関係、友人との密接な関係を築くことに最も力を入れる必要があるのは、一見その必要がないように思われるときなのだ。

・(略)最終的に成功した企業の93%が、当初の戦略を断念していたと指摘する。その理由は、当初の計画に成功の見こみがないことが判明したからだった。別の言い方をすると、成功した企業は、最初から正しい戦略をもっていたから、成功したのではない。

・子どもが日々片づけなくてはならない二つの基本的な用事とは、成功したという達成感を得ることと、友人をつくることだ。

・つまり幸せを求めることは、幸せにしてあげたいと思える人、自分を犠牲にしてでも幸せにしてあげる価値があると思える人を探すことでもある。

・端的に言うと、企業ができること、できないことを決定する要因、つまり能力は、「資源」「プロセス」「優先事項」の三つの分類のいずれかにあてはまる。

・デルがパソコン事業で行ったことを、子どもに対して行っている親がとても多いことに、わたしは大きな懸念をもっている。プロセスを養う機会を、子どもたちから奪っているのだ。(略)いまや家庭で行われている唯一の仕事が、散らかった家をときどき片付けることだけ

・わたしが言いたいのは、こういうことだ、たとえよかれと思ってやっていることでも、親として果たすべき役割をアウトソーシングすればするほど、子どもが----おそらく最も重要な能力である----価値観を養う手助けをする、貴重な機会を失うことになるのだ。


(この本の使い方)
・本書は経営学の理論を、幸せな人生を送る目的のために、キャリア選択やプライベートな人間関係、子育てなどに応用してみせた意欲作。

・著者は本書出版と前後して、心臓発作、悪性腫瘍、脳梗塞といった大病に見舞われています。そうした中で「自分の問題よりも人の問題を解決することに心を砕くうちに、絶望は消え、再び幸せを感じるようになった」と言います。

・本書は、読者の立場でいろいろな読み方が出来ると思いますが、共著者のカレン・ディロンがそうであった様に、家族との関係・重要性に改めて気がつきました。著者の様に命に関わる病気になる前、常日頃から人生の意味・目的について考えておきたいものです。


イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへイノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
(2012/12/07)
クレイトン・M・クリステンセン、ジェームズ・アルワース 他

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ジャンル : 本・雑誌

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